女優・はるは、地方の映画祭へと向かう途中の列車で寝過ごしてしまい、周りに何もない田舎の無人駅に降り立つ。途方に暮れていると、そこへ旅行者らしき鉄道マニアのおじさんが現れる。好きなことを滔々と語るおじさんとの会話の中で、はるは自分自身の「好き」について思いを巡らせる。